脳を騙してみませんか?
良い癖をつけて自律神経の改善
こんにちは。
大阪城東メンタルヘルス気功整体院の上西です。
原因不明の体調不良の場合、多くのケースで自律神経が乱れています。
ですが、患者さんに説明する時にわかりやすく理解してもらうために、”ストレスによって脳が誤作動しているのですよ”と説明するときもあります。
実は脳は錯覚しやすく、騙されやすく、誤作動を起こしやすいのです。
その特性をうまく使えば、良い意味で脳をだましてよい変化を起こすことも可能です。
人間の脳はは変化を嫌がるものです。
常に現状維持をはかろうとします。
これをホメオスタシス(恒常性)と呼びます。
なので、急激な変化を起こそうとすると脳は「異常事態発生!」と警報を鳴らして出来るだけ元に戻そうとするのです。
例えば、すごくモチベーションが上がる良い話を聞いて、自分も意欲がわいてくるとします。
その時は自分も何でもできるような気になります。
でも実は無意識レベルでは、引き戻しが起き始めます。
その結果、上がったテンションは3日くらいで元に戻ってしまいます。いわゆる3日坊主ですね(;^_^A
急激なダイエットのリバウンドも同じような原理です。
なので変化を起こす肝は、いかに脳に気づかれないように変化を起こすのかです。
では、どうすれば良いのかですが、実はそれは簡単なことなのです。
ほんの少しずつ変化を起こすのです。
例えば、クイズ番組でこんなのがあります。
『目の前の映像のどこかが少しずつ変わって行きます。どこが変わったのか当ててください!』
目を凝らして映像を見ていてもどこが変わったのか全くわかりません。
でも実は背景の色が全く違う色になっていたり、人の服が変わっていたり、ビフォー・アフターを比べると明らかに違う映像も、ジワジワ変わって行くと脳はその変化に全く気づかないのです。
まさに脳がダマされているのです。
昔からこう言われていますよね。
「急がば回れ」
「石の上にも3年」
これは脳科学的に見ても理にかなっているのです。
ぜひあなたも、急激な変化ではなく、地味に、でも着実に変化を起こして行きましょうね。^^