ストレスと脈の関係
自分の状態を知る方法

今日はクリスマス!
そして1週間後は2021年が始まります。
というわけで、今年最後のブログをお送りします。
今年もお世話になりました。
来年も皆さんの健康回復と維持に努めます
ので、よろしくお願いします。
当院の年末年始の予定です。
12月31日~1月3日まで休院
1月4日からスタートとなっています。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。
今年はあなたにとってどんな年でしたか?
我慢の多いストレスフルな1年だったかもしれませんね。
ところであなたは、ご自身の脈拍をはかったことはありますか?
お医者さんや看護師さんが、
時計を見ながらあなたの手首に触れる。
こんな経験は誰にでもありますよね。
その脈拍で、その時のストレスを確認する
方法を書いてみます。
参考にしていただければ幸いです。
脈は心臓の鼓動を伝えています。
そのため、脈拍をはかれば
心臓の状態がある程度分かります。
心臓の動きは、
ストレスや自律神経と直結しています。
つまり、脈拍をはかれば
ご自身が抱えているストレスの大きさを
知ることができるのです。
では、脈拍とストレスの関係をお話しいたします。
< 脈とストレスの関係 >
脈拍数は、脈が1分間に何回打ったかをはかります。
その回数は一人ひとり異なりますので、
以下に記すのは目安となります。
●ストレスフリー状態
ストレスがない状態であれば、
脈拍は落ち着いています。
脈拍数は60~80回ぐらいです。
●ストレス状態
ストレスがかかってくると脈拍数は上がります。
だいたい80~120回ぐらいになります。
ストレスのため、心臓の動きがすこし速くなります。
●ストレスフル状態
更にストレスがかかると、
脈拍数は「ストレスフリー状態」よりも下がります。
だいたい50~60回ぐらいです。
この状態は非常に危険です。
(激しい運動をしている方は心臓の拍出力が高くなり、
心拍が低くなります。
そのため、そのような方はもう少し低い脈拍数(40~50回)が
ストレスフルの状態になります)
脈拍がストレスフリー状態よりも
上がっているのもつらいですが、
下がっているのはもっとつらくなります。
この状態ですと…
・立っていられない
・目の見え方がおかしい
・力が入らない
・記憶力がない
・文字を読んでも理解できない
・休みたいけど休めない
このようになります。
ここまで来ると、
完全回復までには少し時間(数週間以上)がかかります。
脈拍をはかる注意点としまして…
脈は環境に左右されやすいので、
毎日起床時にはかるといいでしょう。
(手首の脈がふれない方は、
首の脈をふれてみて下さい)
< 脈拍数が少なくなる理由 >
動物はストレスが大きすぎると、
脳や体の動きを制限させて
エネルギーを保存しようとします。
なぜなら、エネルギーがなくなれば
心臓さえ動かなくなってしまうからです。
そのため、エネルギーをあまり使わないように
節約することが必要です。
そのために、心臓の鼓動を遅くして
エネルギーを残そうとしているのです。
ですから、脈拍が遅くなると…
・体温が低下する
・やる気が起きなくなる
・不安になる
・免疫力が落ちる
・思考力や判断力が落ちる
こんな状態になります。
これらはエネルギーを節約しているために起きているので、
何とかしようともがくと、
ますますエネルギーがなくなってしまいます。
まずは安静にして、慌てず休息をとるようにしましょう。
充電が大事ですよ。^^
では、よいお年を!